[FIWC-KOREA]ハンセン病-韓国の様子

 韓国ハンセン病定着村でのワークキャンプ

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韓国のハンセン病歴史と政策

日本のハンセン病に対する施策は「隔離撲滅」でした。それ故、菌陰性となった今も、社会的な偏見とあいまって、ほとんどの元患者達は療養所での生活を強いられています。

強制隔離政策

  • 韓国のハンセン病患者も戦前の日本統治下では強制隔離されていました。しかし、治療法確立と共に外来治療主義に変わり、1963年3月に強制隔離は廃止されました。当時5ヶ所あった国立療養所は、現在、南海岸の小鹿島1ヶ所のみとなっています。

定着村政策

  • ところが、強制隔離はなくなったものの、韓国でも元患者への偏見は強く、なかなか一般社会の中にスムーズに受け入れられませんでした。そこで社会復帰のための方策として1960年頃から「定着村」作りを始めました。それは、集団である土地に入植し、農業や畜産で生計を立てていこうとするものでした。
  • 現在、全土に約 90ヶ所ほどの村があり、ハンセン病快復者約1万2千人がその家族1万3千人ほどと暮らしています。村には、大は1000人を越えるところから、小は20人ほどのところまであり、地形的には、成立の事情からして山間の僻地や河川敷など人口過疎地が多くなっています。 村の生計は養豚、養鶏等の畜産に依るところが多く、全定着村で、韓国の卵の生産量3割を生産していると言われるほどになっています。
  • 村人のほとんどはキリスト教徒で、中心部に大きな教会を持つ村がほとんどです。定着村はキリスト教を中心に精神的にまとまっているといえます。また、日本の療養所と違い、定着村では子供たちが歓声をあげて走り回る姿が印象的です。

抱える問題

老齢化

  • しかし、今の定着村に問題がないわけではありません。村で育った子ども達が都市部へ出て行くことにより、後継者不足や老齢化は深刻な問題になっています。障害のある彼らが老齢化していけば生活力は落ちてきます。定着村は自主自立の村なので、政府の援助も最小限です(医療は無料、最低保障の食糧、燃料費の補償あり)。

貧富の差

  • 畜産物は価格が不安定で経営が苦しい村もあるようですが、一方地域経済の中で発展を続けている村もあります。ただ、村の発展につれて内部では貧富の差も生じています。

差別や偏見

  • 村への入植当時は周辺の村からの差別やトラブルも多くあったようです。偏見のため子ども達が地元の学校に通えず仕方なく村に分校を作っていた村もあります。彼らは、教会を精神的な支柱に、畜産を経済的な支柱にして努力し、家族を営み、子ども達の発展を夢見ながら村を豊かにしてきました。
  • 現在では差別はほとんどなくなったといわれていますが、実際は、周囲にそこがハンセン病快復者の定着村だという認識が薄くなってきただけという印象があります。2008年に訪れた村では、村の外に住んでいる快復者の孫達が、そこがどのような村かよく知らなかったり、孫達に学校では村の名前を出さないように言い聞かせている、という話も聞きました。
  • ハンセン病に対しての韓国の政策、正しい知識を忘れないために、私たちが韓国ハンセン病定着村でワークキャンプを行う意義はあるのだと思います。
参照:○FIWC関西委員会韓国キャンプ
   ○モグネット

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